日本人固有の腸内環境及び腸内代謝系の発見と疾病マーカーの発見

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JCHM関連プロジェクト

大腸がんプロジェクト

研 究 費研 究 代 表研究協力者 国立がん研究センターがん研究開発費中島 健(国立がん研究センター)山田 拓司(東京工業大学)他  sub21-pict1

各種腫瘍の患者の体液(糞便、喀痰、胆汁など)と健常者の体液中の細菌叢をメタゲノム解析するための標 準手法の確立と解析基盤の構築(内視鏡等によるサンプル採取・次世代シークエンサーによる解析・メタゲ ノ ム情報解析)を目指す。本研究は、これまでのがん研究とは異なる革新的なアプローチによるものであり、 微生物と各種腫瘍との関連性やその発症メカニズムの解明から、がん予防や発がんリスクの評価、さらに創 薬への発展性も期待できる。同時にピロリ菌のような腫瘍発生に直接的もしくは間接的に関与する難培養性 の未知の微生物発見の可能性も期待される。

腸内環境代謝系プロジェクト

研 究 費研 究 代 表 文部科学省 科学研究費山田 拓司(東京工業大学)  sub21-pict2

 本プロジェクトでは腸内細菌叢における代謝反応経路の解明を目的として、文献情報などから腸内細菌叢に おける代謝反応経路を抽出し、腸内細菌叢代謝経路データベースを作成する。また、情報学的手法を用いて ビタミンなどのヒト腸管内で修飾を受ける化合物群を代謝する新たな反応経路を予測する。

My.microbes プロジェクト

研 究 費研 究 代 表  寄付金(東京工業大学基金)山田 拓司(東京工業大学)  sub21-pict3

 

腸内細菌と年齢や性別、または特定の疾患との関連性が最近の研究で示唆されており、特定の疾患マーカー などの発見に繋がる可能性がある。このような研究には大規模なサンプル数が必要であり、糞便サンプルの 確保と解析資金が大きな問題となっている。本プロジェクトではこの問題をボランティアベースで解決する という研究モデルを提案している。すなわち、ボランティアに糞便サンプルとその解析にかかる資金を寄付 金という形で提供して頂く(図) 。このモデルではサンプル確保と資金の両面が解決され、また一般の科学者でない方々にも研究活動に参加 して頂きサイエンスを普及していくというものである。糞便サンプルから得られた腸内細菌 DNA は実験解析をすることで疾病の原因菌の探索などに用いることができる。 すでにドイツ、フランスでは同様のモデルで数百人分の糞便サンプルについての解析が進行中である。

発起人プロフィール

飛躍的に増加を続けるゲノム情報から新たな生物学的法則を見つけ出す

sub21-pict4黒川 顕 (JCHM 実行委員長)

国立遺伝学研究所 ゲノム進化研究室 教授 環境中に存在する遺伝子プールを悉皆的に明らかにするメタゲノム解析により、 環境中での遺伝子ダイナミクスを解明し、 遺伝子環境シミュレー ションの実現を目指す。

メタゲノミクス ― 腸内細菌叢代謝系の全容解明を目指す

sub21-pict5山田 拓司(プロジェクトリーダー)

ヒト腸内に共生する細菌群集が織りなす物質代謝経路のデータベース化 を目指す。代謝産物を介したヒトと腸内細菌の相互作用を明らかにする ことにより、より健康な腸内環境の獲得を目指す。

メンバー

代表
 山田拓司(東京工業大学)

運営委員長
 黒川顕(国立遺伝学研究所)

運営委員
 五斗進(京都大学)
 奥田修二郎(新潟大学)
 守屋勇樹(ライフサイエンス統合データベースセンター)
 谷内田真一(国立がん研究センター)

外部評価委員
 加藤和人(大阪大学)
菅野純夫(東京大学)
 高木利久(東京大学)
 服部正平(早稲田大学)
 

 

連携機関

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協賛企業

株式会社鈴廣蒲鉾本店
株式会社ダイセル
谷口歯科医院
タカラバイオ株式会社
株式会社テクノスルガ・ラボ
三井化学株式会社
森永乳業株式会社
(五十音順)
他 3社

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